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Web広告全般

ADブロック(広告ブロック)を意識してサイト・コンテンツを作成する

ADNOWAトピックス編集部のアイコンADNOWAトピックス編集部

公開日:2019年11月13日

定番になりつつあるADブロック(広告ブロック)。広告を表示したくないユーザーにとって便利な機能である一方、広告でないものまでブロックするケースがあるため、パブリッシャー側としては対策が必要です。

ADブロック(広告ブロック)って?

Webページを表示する際に、Google Adsenseやアフィリエイトバナーなどの広告を自動で非表示にする機能・プラグインです。

iOSでブラウザのプラグイン機能が解放されて以来、ヘビーユーザーの中では定番になりつつあり、ブラウザによっては標準で広告ブロックが有効になっている場合もあります。

「Adblock Plus」が有名で、広告ブロッカーの中でもトップクラスのユーザー数・知名度誇ります。

Chrome拡張も用意されていて無料で使えるため、OSやブラウザを問わずに人気のプラグインです。

Adblock Plus

ADブロックの仕組み

ADブロックは、ホワイトリスト方式(許可したものだけ表示)か、ブラックリスト方式(NG条件にマッチしたら除外)という二つの方式がありますが、多くのケースでブラックリスト方式をとっています。

ブラックリスト方式の場合、ADブロックが設定するリストにマッチしたものを広告として認識して非表示にするため、逆に言えば「ブラックリストにマッチしなければ広告でも表示はできる」ということでもあります。

ADブロック(広告ブロック)対応でやっておきたいこと

ADブロックは、パブリッシャーとしては収益が減ってしまうため悩ましい機能ですが、ユーザーにも広告を表示させない権利は当然あるので、ADブロックとうまく付き合っていく必要があります。

ADブロックをシャットアウトする

Anti Adblock Scriptなどの、ADブロックを回避するライブラリなどもあって、ADブロックを検知してADブロックが機能している時はコンテンツを表示させないことも可能です。

ただし、こうした「ADブロック対策」を施すことによって、ユーザーがそのまま直帰してしまうケースがかなりあります。特に、検索などからの流入が多い場合は、よっぽど重要なコンテンツでない限り、「そのまま検索に戻れば他にも情報がある」という状況なので、ADブロックによってユーザー獲得の機会損失に繋がることもあるので要注意です。

コンテンツの命名規則に注意する

さらに注意したいのが、ADブロックが通常の画像などまでブロックしてしまうケースがある点です。

例えば、下記のように画像ファイル名に「google-adsense」という名前があるだけで、広告ブロックをしてしまう場合もあります。

広告ブロックを有効した状態で、下記の二つの画像を比べると、最初の画像が表示されないはずです。

{{< amp-img src="//www.adnowa.com/img/topics/google-adsense.jpg" width="1100" height="550" layout="responsive" title="画像ファイル名にgoogle-adsenseと入っている画像。広告ブロックで非表示にされる" alt="画像ファイル名にgoogle-adsenseと入っている画像の例です">}}

{{< amp-img src="//www.adnowa.com/img/topics/p25cfz3x1673rn3075di-1.jpg" width="1100" height="550" layout="responsive" title="同じ画像で、ファイル名を変えると広告ブロックされない" alt="同じ画像で、ファイル名を変えると広告ブロックされない画像の例です">}}

このように、ただの画像なのにADブロックに引っかかってしまうケースもあるので、画像などの命名規則にも注意をする必要があります。


ADブロック(広告ブロック)について見てきました。

ADブロックを意識してサイト・コンテンツを作成することで、ADブロックユーザーにもきちんとコンテンツを届けることを意識すると良さそうですね。

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