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Google Adsenseのリンク広告が終了。収益への影響と今後の対応は?

ADNOWAトピックス編集部のアイコンADNOWAトピックス編集部

公開日:2020年12月11日

2020年12月、Google Adsenseはリンク広告を2021年10月31日で終了すると発表しました。今回の終了でサイト運営がやるべき今後の対応と、収益への影響をまとめました。

2021年10月31日でGoogle Adsenseのリンク広告が終了

Google Adsenseは、2021年10月31日でGoogle Adsenseのリンク広告が終了することを発表しました。

このたび、Google はリンク広告のご提供を終了することといたしました。この判断は Google のユーザー、パブリッシャー、そして広告主の皆様からのフィードバックをもとに、より現代的な広告フォーマットを提供することを意図したものです。今後は、皆様のビジネス成長に役立つその他の広告フォーマットの改良および開発に注力してまいります。

リンクユニットとは、ページに関連するキーワードのリンクが表示されるタイプの広告ユニットです。「さらに知りたい」というユーザー心理をついた広告で、CTRが高いということで収益を向上させるための手法としても度々紹介されていました。

ただ、リンク広告ユニットは「古い感じの広告」で、しかもCTRが上がったとしても本当にユーザーのためになるクリックだったのかはかなり微妙なところではあります。

その意味では、より広告を見るユーザーのためになる広告ユニットへの移行ということなのでしょう。

リンク広告が終了による収益への影響は?

Googleによると、リンク広告ユニットがディスプレイ広告に変更されたとしても、収益への影響は軽微だとしています。

Google のテストにより、レスポンシブ ディスプレイ広告では、ほとんどの場合において、リンク広告と同等に優れたパフォーマンスを期待できることがわかっています。レスポンシブ ディスプレイ広告は、パフォーマンスを最大にするために、常時最適化されています。各リンクユニットの掲載結果は広告ユニット レポートに表示され、ディスプレイ広告の使用前、使用後のパフォーマンスを比較できます。

ただ、これはサイトによって影響範囲が異なりますので、終了する前までに実際にABテストを実施してより影響の少ない選択を取るのが良いでしょう。

既存のリンク広告はどうなるのか?

これまでリンク広告で収益をあげていたサイト運営者には大打撃になる決定ですが、終了は2021年10月31日となっているので、すぐに対応が必要というわけではありません。

Googleは、リンク広告ユニットをそのままにした場合、

  • 広告ユニット名の末尾に「[元リンク広告ユニット]」という文字列が追加される
  • レスポンシブのリンク広告ユニットはディスプレイ広告が配信される
  • 固定サイズ型のリンク広告は広告枠自体がなくなり折りたたまれる

とのことです。

なお、リンク広告ユニットの作成は2021年10月31日以降できなくなります。

リンク広告の代替広告は?

今後はディスプレイ広告がメインになるので、リンク広告ユニットの代替はありません。その意味では、リンク広告のスペースを自作のアフィリエイトリンクにするくらいしか代替方法はないでしょう。

ただ、テキスト系の広告という意味では、最近はディスプレイ広告もただのバナー広告ではなく、テキストを交えたものになってきているため、リンク広告ユニットをディスプレイ広告ユニットに変更するのが最適とも言えます。


Google Adsenseのリンク広告が終了する件について見てきました。

リンク広告は古臭いイメージがある一方、Google Adsenseの初期段階から愛用されてきた広告ユニットだけに、大きな変更と言えます。

終了までは時間があるので、しっかりと対応をしてGoogle Adsenseの収益が落ちないようにしましょう。

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